蜂蜜にはアカシア蜂蜜、レンゲ蜂蜜、そば蜂蜜など、国産・外国産合わせて様々な種類があります。蜜源の花によって味わいや香りが異なるため、自分の好みや用途によって使い分けるのがおすすめです。
ここでは、蜂蜜の種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。
蜂蜜は蜜源となる花によって色や香り、味わいが違います。蜂蜜の蜜源には様々な花があり、日本で特に人気が高いのは、アカシアです。
数ある蜂蜜の中から5つをピックアップしてご紹介します。
アカシア蜂蜜
ニセアカシアの花から採れる蜂蜜です。さらりとした上品な甘さで、風味や香りにほとんどクセがありません。蜂蜜の甘ったるさが苦手な方でも食べやすく、その人気の高さから「蜂蜜の女王」といわれています。色は淡黄色で、フローラル系の香りがします。
そのまま食べるのはもちろん、トーストやヨーグルトのトッピングに、料理や飲み物の砂糖代わりに大変おすすめです。主な原産地は、長野県や群馬県など東日本の山間部、新潟県や青森県、北海道などです。
レンゲ蜂蜜
国産蜂蜜の代表格の一つです。アカシア蜂蜜と並んで人気が高く、「蜂蜜の王様」と称されています。優しい甘さとコクが特徴で、まろやかな口当たりでクセがほぼありません。蜂蜜そのものを楽しむ食べ方のほか、クセがないため料理の隠し味にもおすすめです。
アカシア蜂蜜と同様に、色は淡黄色でほんのりとフローラル系の香りがします。主な原産地は岐阜県ですが、最近ではレンゲ畑が減少し、国産のレンゲ蜂蜜は高級品となっています。
みかん蜂蜜
みかんの花を蜜源とした蜂蜜です。オレンジがかった色で粘度が高く、みかんならではの柑橘系の風味と香りが特徴です。マイルドながらしっかりとした甘みがあり、紅茶に入れるざらめやグラニュー糖代わりにおすすめです。
ほのかな柑橘系の風味で、フレーバーティーのような風味を楽しめます。主な原産地は、和歌山県や静岡県といったみかんの収穫量が多い地域です。
そば蜂蜜
そばの花から採れる蜂蜜です。黒みつのような濃褐色で、独特の強い香りがします。風味はほのかな苦味と深いコクが特徴です。味わいにクセがあるため、日本では馴染みが薄い蜂蜜ですが、フランスではジンジャーブレッドを作る際によく使用されます。
料理の砂糖代わりに使う際は、味の濃い肉料理や煮込み料理にコクを加える“ちょい足し”におすすめです。主な原産地は北海道のほか、長野県などのそば産地です。
トチ蜂蜜
山の中に自生する、トチという木に咲く花から採蜜された蜂蜜です。濃厚でまろやかな甘さとコクが特徴で、こってりとふくよかな味わいがクセになります。琥珀色で、トチの花特有の華やかで強い香りがします。
パンやチーズにかけたり、コーヒーや紅茶に入れたりするのもおすすめです。ブドウ糖よりも果糖比率が高く、アカシアに次いで結晶化しにくいという性質があります。主な生産地は東北地方です。
蜂蜜にはアカシア蜂蜜、レンゲ蜂蜜など、様々な種類があります。それぞれ違った風味や香りを持つため、種類ごとの特徴を知り、好みや使い方に合った味わいの蜂蜜を選ぶとよいでしょう。
蜂蜜本来の風味や香りを堪能したい、蜂蜜が持つ栄養素をしっかり摂取したい場合は、天然の国産純粋蜂蜜がおすすめです。
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