価格帯や花の種類による違いなど、様々なはちみつが販売されています。その違いの1つに、加熱したはちみつとそうでないものがあることをご存知でしょうか。
なぜはちみつを加熱するのかという内容も含めて、質のよいはちみつの選び方についてご紹介します。ギフトとして購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
はちみつには加熱したものと非加熱のものがある
純粋はちみつには、加熱したものと非加熱のものがあります。
熱を加えると水分が飛んで濃厚な味になるものの、本来の味が損なわれてしまい、苦味を感じやすくなるのが加熱したはちみつの特徴です。
非加熱のもののほうがはちみつ本来の風味、後味が残りやすく、栄養成分も壊れません。
非加熱のはちみつを食べて、「自然のままの味がしておいしい!」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
生産性向上のための加熱
なぜ加熱したはちみつと非加熱のはちみつが存在するのでしょうか。その理由は「製品基準をクリアするため」です。
日本のはちみつは最低糖度が78度と決まっており、この基準をクリアしないと市場に出すことができません。しかし、はちみつの糖度を高めるのは本来ミツバチたちが自然の営みとして行うもので、品質にばらつきがでてしまうこともあります。
花は1年を通じて咲き続けているわけではないので、限られた期間で確実に商品化するために加熱して糖度を高めているのです。加熱しても添加物などを加えていない場合は、純粋はちみつとして販売できます。
非加熱のはちみつには栄養素がたっぷり
井出養蜂園は、加熱していない「純粋はちみつ」にこだわってはちみつを作っております。加熱していないはちみつには、数十種類の酵素が含まれているほか、ビタミンやミネラル類も豊富です。
野菜を加熱すると栄養素が失われやすくなるのと同様に、はちみつも加熱によって健康のために取り入れたい成分が失われてしまうことがあります。つまり、同じ量でも加熱、非加熱という工程の違いで、摂取できる栄養素の種類や量に差が出るのです。
質の高いはちみつを選ぶなら非加熱はちみつを
本来の風味・香り・後味・含まれる栄養素の点から、加熱したものよりも加熱していないはちみつを選ぶのがおすすめです。
純粋はちみつという表記だけでは加熱したかどうかがわかりにくいこともあるため、購入の際は加熱の有無を確認してお選びください。
はちみつと相性がよいのは食材だけではありません。おいしいドリンクで夏はひんやり、冬はほっこりしながらリラックスするのもおすすめです。こちらでは、はちみつを使ったおすすめのドリンクをご紹介します。
ゆず×レモン
風邪をひいたときにおすすめなのが、ゆずとレモンを使ったドリンクです。ゆずとレモンの爽やかな香りと、はちみつのほんのりとした甘さは相性抜群で、ホットでもアイスでもどちらでもおいしく飲むことができます。
刻んだゆずやレモンの皮を入れて食感を楽しむのもよいでしょう。また、ゆずとレモンに含まれるビタミンCで免疫機能の維持も期待できます。
大根×しょうが
はちみつ大根や大根あめなど、はちみつと大根は古くから元気な体の維持で重宝されてきた組み合わせです。大根をはちみつにつけ、しょうがをアクセントに加えてお湯で割れば、ほっと温まるドリンクが完成します。
ミルクや炭酸水などで割るなど様々な楽しみ方ができるのも魅力です。季節の変わり目や風邪が流行っている時期に、規則正しい生活とあわせて、大根としょうが、はちみつを使ったドリンクを取り入れてみてはいかがでしょうか。
バナナ×小松菜
カリウムをたっぷり含むバナナと、ビタミンCやビタミンEが豊富な小松菜に、ほんのり甘いはちみつを加えてミキサーにかければ、簡単にグリーンスムージーが完成します。バナナとはちみつの自然な甘みで飲みやすいのも魅力です。牛乳を混ぜてまろやかさをプラスするのもよいでしょう。
ホウレンソウ×リンゴ
ビタミン豊富なホウレンソウと食物繊維を摂取できるリンゴに、はちみつを組み合わせたレシピです。ホウレンソウとカットしたリンゴ、水とはちみつをそのままミキサーに入れるだけで簡単に完成します。
リンゴの食感も楽しみつつ、はちみつの自然な甘さ、食材の持つおいしさをそのまま味わえるのが魅力です。
質の高いピュアなはちみつはじっくりと時間をかけて作られた分、豊かな香りと風味が魅力となっています。
控えめながらも上品な甘みで料理やお菓子作りにも最適です。また、加熱したはちみつのような独特なクセがなく、ギフトとしても喜ばれるでしょう。
質の高いはちみつの購入をご検討中の方は、ぜひ井出養蜂園までお気軽にお問い合わせください。100%天然のアカシアはちみつや加熱していない純粋なはちみつを豊富に取り揃えております。